3月13日 オイスカ フォレスターズ・スクールをふりかえって

こんにちは~、この3月7日~9日、豊田市の勘八町にあるオイスカ中部研修センターで、森林保全をテーマとした環境学習の3日間の研修がありました。

わたしは1日目のアイスブレークと2日目の夕方からのふりかえりワーク&夜から3日目のアクションプラン作りと発表までを担当しました。3日間の長いワークとなりました。

1日目は東大名誉教授の太田猛彦氏の講演、2日目はフィールドワークで間伐体験など盛りだくさんで特に2日目のフィールドワークは寒い中、大変だったと思います。

このお話を受けた時、実は内心「木を植える」ことがテーマだとしたらどんなふうに自分の中の願いとねらいをオーバーラップさせようかと悩んだのですが、1日目の太田氏の講演内容は見事にその悩みを払しょくする「森林飽和」がテーマでした。さすがにオイスカです。この先生がオイスカの植林の活動顧問ということがすばらしいです。

オイスカは東北地方で震災後の海岸線での植樹支援や海外での子どもの森計画による植樹、中国の砂漠地帯での植林など国内外でさまざまな植林活動をしていますが、これらの植林活動はどれも緊急に必要な具体的活動です。
でも、日本国内の森についてはどうかといえば、木を植えるというよりはいかにして木を使うか、そのために森をどのように活用すればいいか、保全していかなければならないかが今回の講義テーマでした。

日本の森の状況を歴史的に、経済学的に、かつ地質上、植生的な学問的見地からとってもわかりやすく説明してくださいました。いま日本の森はまさしく森林飽和の状態でそれが招いているさまざまな課題を私たちに気づかせてくれました。

日本の今は木を植えることより木を使うことにあるという かの田中優さんの主張を学問的に裏付けてくださったようです。そして、森林の持つ多面的機能をいかに活用していくか、いかに人間は森と共に生きていくかをこれからは考えないといけないと説かれました。まさしく胸のつかえがストンと落ちるような講義でした。
詳しくは太田猛彦「森林飽和」NHKブックス参照

このことを理解したうえで、日本が途上国の木を伐採して輸入し、国内の森を放置している今の現状が見えてきます。日本の身近な暮らしがすべて地球規模につながり、地球環境に影響を与えていることが理解できます。

すべてが関わりあっているということでは、川の上流から下流、海にいたるまで、また森で働く人たちと森の恩恵を受けているわたしたち、人間だけではなくあらゆる生命、生物が関わりあっていること、etc.だからこそその関わりを無視して、自分だけよければ、自分の地域や日本だけがよければとか、人間だけが良ければでは、この先持続可能な未来につながっていかないこと、私たちは次世代にこのいい関係性をつないでいかなけれなならないこと、すべてが共に生きていく社会や環境を築いていくことこそが、森の保全を考えていくことでも見えてきます。

その意味でオイスカの活動の理念は国際理解教育の願いとねらいにぴったしオーバーラップしてきます。

そんなわけで、がぜんアクションプラン作りに意欲がわいてきました。

参加者の皆さんは実に多様で中学生、高校生から60歳を超えたリタイア世代まで、ESDに取り組んでいる人から環境や仲間作りに興味のある人、オイスカの活動に関心のある人・・・・みなさん個性的で多才、多彩・・・
3日間も時間を作って参加してくださるだけあって、すばらしかったです。楽しかったです。

ひとりひとりの持つ知識や経験や知恵が、参加型でどんどん引き出され、この3日間の体験がさらに仲間としての共有感を深め、チームごとにアクションプランを発表されましたが、どれもすばらしいものでした。どれも共感性の高い発表で
地球規模の環境課題を視野に入れ、環境教育、地域おこしと連携しながら森の多面的機能を活用していく具体性のあるものでした。

アクションプランが机上の空論で終わらないためにも、次年度はさらに今回の参加者が企画者としてフォレスターズ・スクールが盛り上がっていく予感を感じました。

いい講座にファシリテーターとして関われたこと、いい出会いのあったことに感謝です。

森とともに~~~、人とともに~~~


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プロフィール

ぎたんじゃり

Author:ぎたんじゃり
1998年9月に愛知県安城市に開店したフェアトレードとエコロジーを推進するお店です。
2013年6月より、刈谷市に移転し、この地域のフェアトレードの窓口としての役割を担っています。
「Think globally Act locally」の精神で公正な社会、共に生きる社会を目指して、発信を続けていきます。

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