5月11日 活憲の時代へ 伊藤千尋氏講演会

こんにちは~~、今日は地元の刈谷で朝日新聞記者の伊藤千尋氏の講演会がありました。主催は反原発などの活動をしている市民グループです。講演の内容は見事に裏切られ、とってもよかったです!(笑)

ここ最近の講演では、湯浅誠さん、落合恵子さん、太田猛彦さんは非常によかったですが、佐高信さんなど期待値が高かったのにがっかりというパターンもあります。期待を持たずにフラットに行こうと思ってでかけたのに、最後の打ち上げまでつきあうほど、久々の大ヒットでした。

憲法を活用しようという活憲の意味がとてもよく理解できました。そもそも、憲法とは権力の暴走を防ぐため、権力者に守らせるものであることは重々知っていましたが、つまり憲法の条文は一般市民の義務事項というよりは、権力者が守る義務であり、それを監視するのが市民の義務。そして、市民にとっての憲法はこれを活用することにあるという内容が実にしっくりと腑に落ちました。

そもそも十分活用することのない絵に描いた餅では、9条が変えられようが、集団的自衛権がなし崩し的に拡大解釈されようが、多くの人々にとって さして関心事にはなりません。自分と関係あると思う人はそう多くはないからです。まして、一番影響が出てきそうな若者が無関心で、なおかつ愛国心?を煽り、近隣の大切な国々を敵対視するような最近の風潮はさらにがっかりです。

憲法がしっかりと活用されていない国、それが日本という国です。世界に誇れる平和憲法を持っていながら、それを手放そうとするなんてもったいない話です。戦後69年、戦争でひとりも殺されてない国、他国の人を殺してない日本はすばらしい国なのです。この憲法のおかげでこの平和が守られてきたのです。武力でなく、憲法が歯止めをかけてきたのです。このすばらしい歯止めをなくしてはならないと心から思います。

日本と同じく平和憲法をもち、軍隊を持たないコスタリカでは、小学生でさえ、違憲訴訟を起こし、憲法で保証されている子どもの権利(安心して暮らす権利、愛される権利・・・)を守るために憲法を活用している例など目からウロコです。

オーストリアでは、原発を1200億円かけて作ったにもかかわらず、住民投票でチェルノブイリ事故のあと、一度も使わず廃止し、なおかつ憲法の条文に原発を作らない、つくっても使わないという条項を追加した例など世界をながめてみるとすごい成功例がいっぱいあることを知ることができました。この条項を追記させたのは、権力者が変わっても勝手に解釈を変えないようにするためとかで、国民が憲法の役割をしっかりと認識していることがわかります。

平和には消極的平和(単に戦争がない)と積極的平和(差別やいじめのないだれもが安心して暮らせる社会を作り出すこと)があるとしたら、積極的平和とはまさにだれもが安心して暮らせる社会を日本のみならず世界に働きかけをすることです。他人のケンカ(戦争)に乗り出し、強い方に加勢するような姑息なことを積極的平和主義と呼ぶ今の政権の言葉のまやかしにはあきれます。

憲法を誇りに思う教育、憲法の意味を教え、活用していく力をつける教育をしてこなかった日本の失敗です。

でも、まだまだ日本もすてたもんじゃないことも感じました。右傾化しているこの時代でも、市民の力で社会をより良くしていける具体例もいろいろあること、ジャーナリズムを作っていくのも市民の力だということ、ひとりでもできることなどまさに元気の出る内容満載でした。

できないことをあげつらうより、できることを見つけていく、楽しくわくわくしていくやり方を探していく、
やっぱ、参加の力を育んでいく教育って大事です。

そうそう、新聞やテレビでいい記事がでたら、その記事や番組に応援メールやFAXを出すっていうのもいい考えだと思います。クレームより、応援です。ジャーナリズムを作っていくことにも参加していけるじゃん。

これなら私にもできそうです。そんなあれこれをいろいろ考えさせられました。負け続きの連続でも いつか、変えられる、そんな気にさせられた今日の講演会でした。ちょっと興奮した勢いで書きましたが、ここまでにします。(笑)






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プロフィール

ぎたんじゃり

Author:ぎたんじゃり
1998年9月に愛知県安城市に開店したフェアトレードとエコロジーを推進するお店です。
2013年6月より、刈谷市に移転し、この地域のフェアトレードの窓口としての役割を担っています。
「Think globally Act locally」の精神で公正な社会、共に生きる社会を目指して、発信を続けていきます。

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